羽村取水堰に行ってきた

Nao Machida // 2013/09/15


羽村取水堰
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Ver.1

水門にも興味あるなら、羽村の取水堰を見てみるといいよ、と以前から教えて頂いていて、なかなかタイミングが掴めずに居たのだが、とある明け方、ものすごい風雨だった後、ネットでの会話の中に「ひょっとしたらアレ、流されちゃうんじゃない?」……なんて会話を見つけてしまい、特に予定も無かったので「行ってみるかー!」と羽村まで行ってきたヽ(=´▽`=)ノ♪


いやまぁ、天気が悪かったらやめようと思ってたんだけど、後ろに台風が控えている割にはお天気よくて、しばらく大丈夫じゃない?なんてアドバイスもあったので、ぱぱーーっと見てみよーと思いましてね。

羽村取水堰は、玉川上水の起点となる水源地。多摩川の水をここから取水して、玉川上水に流している。
出来たのは江戸時代。固定堰の部分と可動堰の部分で構成されており、可動堰の部分は大雨による洪水で水門が破壊されないよう、投渡堰(なげわたしぜき)という仕組みで作られている。
投渡堰というのは、堰の支柱に丸太や木の枝、砂利などを柵状に設置して、大水の時など、ある一定の圧力がかかったら流されるようにしているのだそうだ。


……というわけで羽村取水堰にやってきた。行く前にネット上で行くの行かないのとワイワイやってたので、近隣のダム愛好家さんも現地に来てくださったヽ(=´▽`=)ノ♪

脇を通る奥多摩街道から堰の方へ降りる階段があったので、降りてみる。なかなかの勢いで水が流れこんでいる。まさにここが玉川上水のスタート地点。

ここからずずーっと43km。なんせ作られたのが江戸時代で、資料が少なく、定かな記録がないようで、工事の経緯等は資料が色々あってコレというのがないらしいけど、半年~8ヶ月ぐらいで作られたというから驚き。

更に進んだら目的の投渡堰が目の前に。結構な勢いで水が流れてきている。あ。まだ流されてないみたいだ。

周囲を見渡すと、丸太で組まれた物体が目についた。「牛枠(うしわく)」と呼ばれるもので洪水の水の勢いを弱める、減勢工らしい。遠目に眺めると牛のように見えるので牛枠と名付けられたそうだ。

更に進むとちょんまげの兄ちゃん二人がビシッとポーズキメて迎えてくれた。玉川上水を作った「玉川兄弟」だそうだ。ほぉ。初めまして。←不勉強丸出し。
庄右衛門さんと清右衛門さんの兄弟が工事を請け負った。完成後は功績を讃え「玉川」の姓を貰って、玉川上水役の御役目を命じられたそうだ。

更に河川敷に降りるスペースがあったので降りてみた。桟橋みたいに突き出てるところがあったので、つつ~っと渡って投渡堰を正面から愛でてみたりなど。

下流にある橋の上から撮ってみる。普段はもっと水が少なくて、橋を経由しなくても、対岸まで渡って行けたりするらしい。

橋を渡って対岸の土手を歩いて行ったら、少し高台なエリアが広がっていた。奥のほうにはさっきみかけた牛枠か?

うん、牛枠だ。設置例として展示されてるようだw

土手の横には羽村市郷土博物館があった。見学無料。せっかくなので見学していきましょーヽ(=´▽`=)ノ♪

あ。丸ポスト。なつかし~

入場無料。さっそく中へ。羽村取水堰の作られた当初の水門を復元したものがどどーんと目の前に。

その後作られた鋼鉄製の水門。重厚さが違うねぇ~(^q^)

玉川上水から分岐していく水。広い範囲を潤すべく働いていたんだねぇ~。


説明パネルの中に、現在の水源についての紹介があったので、ダムクラスタとしては見入ってしまうワケなのだが。東京都水道局の資料って、滝沢ダムが建設中な扱いな資料が多いよね~。そう頻繁に内容の改訂を行っていないんだろうからある程度は仕方ないとはいえ、もう完成して働いてくれているので、格上げしていただきたいな~w
ここの図に関しては、八ッ場ダムが出来上がってるような表記になっていたので「コレおかしくね?ww」と盛り上がったりなどしていた/(^o^)\

更に奥のブースでは、Q&A形式で、羽村取水堰の秘密に迫るコーナーがあったw 前にも書いたが、資料が少ないので、どうしても曖昧な回答が目についたがまぁ江戸時代だからね~とか思いながら見学。模型も沢山置いてあって興味深く見学した。

屋外展示もあるというので外に出てみた。

羽村に生まれ「大菩薩峠」という小説を書いた中里介山という小説家の記念館の門だったという赤門があった。うん。赤い。

その奥には茅葺屋根の民家が。旧下田家住宅。国指定重要有形民俗文化財。中で職員さんが囲炉裏に火を入れていた。当時の生活道具など一式が並べられ、生活の様子がうかがえる。職員さんに「おあがりなさい~」と誘われたのだが、暗い屋内、奥まで行くのは怖かったようで泣きだしたので断念/(^o^)\

ふと空を見ると大変雲行きが怪しくなっていたので、そろそろ降って来そうだね~帰ろうか~ということになり来た道を戻っていったら、羽村堰まで戻ったあたりで降りだした/(^o^)\。
慌てて駐車場まで戻ったら土砂降りwww 雨が弱まるまでしばらく休憩してから帰途についた。

羽村堰の近くにある給水塔の上に鳩が綺麗に並んでとまってたw(どうやらすぐ近くに鳩小屋らしきものがあったので、そこの鳩さん達なのかな?)


■BARRAGE-DATA
ゲート投渡堰(3門)
所在地東京都羽村市
河川名多摩川水系多摩川
管理者東京都水道局
管理所
本体着工不明
完成年1654年

場所: 羽村取水堰

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